ミツマタの花が咲いていました。

3月17日、市内中津江村の九州最古といわれる「伝来寺庭園」にあるエドヒガン桜の大木の写真撮影に行きました。お寺の本堂越しに見える桜は、毎年見事な花を着けてくれます。

 

次に、ミツマタの花の撮影。杉林のなかに咲いているとは言っても、どこに咲いているのか情報のないまま林道へ。車で林道を進むと、森林伐採現場があり作業している方に尋ねると、すぐ先の杉林にたくさん咲いているとの情報。

作業者の方の案内で車を進めていくと、カーブを曲がった途端、黄色い花畑が広がっていました。50年生ほどの杉と杉の間に低木のミツマタの黄色い花が辺り一面に咲き誇り、緑一色の杉林の中が華やいでいました。

作業者の方によれば、「ミツマタは杉林のどこにでもあるものではなく、窪地によく群生しており、今が丁度見頃の時期。冬の間は葉はなく、春になると花が咲き、その後葉が茂り、成長する過程で枝分かれは必ず三又になり、ここからミツマタという呼名がついたのでしょう。木の皮は和紙や紙幣の原料となります。」と、仕事の手を止めてわざわざ案内してくれた「きやどん」(木の伐採をする人の呼称)に感謝でした。