産業観光受入施設、産業観光ボランティアガイドの 合同研修会を1月25日に開催しました。

 日田市の産業観光施設の工場見学は、平成30年から受入を始め4年が経過します。

 今回の研修会は、工場見学者に直接対応する受入施設の担当者とボランティアガイドの皆さんに集まっていただき、産業観光の取組みを振り返ることを目的に開催しました。

研修会の講師は、家具デザイナーの傍ら、岐阜県関市など各地の工場見学に携わっておられるムラサワデザイン代表 村澤一晃さんにお願いしました。

 

 「産業観光の3つの目標」と題した講演は、産業観光になぜ取り組むのか?

 その答えは、“ひとづくり”“仕組みづくり”“まちづくり”であることを説いていただきました。また、「産業観光を木に例えてみると、枝葉の部分が産業観光となるが、根っこの部分となる地域の文化や歴史の上に立った取組みでなければ枝葉は茂らないし、4年や5年で仕組みが出来上がるものではない。」とのお話でした。

 参加者から「私も含め、日田の良さに気づいていない。」「本日参加の皆さんの施設を見学したことがないので、是非お互いの施設見学を実施してほしい。」との意見があり、最後に村澤さんから工場見学の4つのポイントについてアドバイスがありました。

 これまでの会議等は市役所内で行っていましたが、今回は初めて市役所を飛び出し、ベストリビング株式会社クリエーティブベースFABをお借りしました。FABには「現場」の雰囲気が漂い、今後の会議は受入施設で開催していくことが大事だと感じました。