先日、小雨が降る中、日田市大鶴町にある「井上酒造」さんの稲刈りのお手伝いに行ってきました。
6月の田植えから4ヶ月が経ち、稲はあたり一面、黄金色に輝いており、
その稲を、機械ではなく、手刈りで稲刈りを行いました。
稲刈りをしたのは初めてで、終わりの頃には、握力もなくなり、足もパンパンになってと、普段何げなく、当たり前のように食べている、お米の大切をきづかせていただくとともに、貴重な体験をさせていただきありがとございました。
稲刈りをされた皆様、お疲れ様でした。
ひた産業観光推進事業
先日行われた企画運営部会。
会議に参加していただいたみなさんと、日田市大鶴町にある「清渓文庫」と「井上酒造」の見学に行ってきました。
清渓文庫は、大蔵大臣を務めた井上準之助の生家で、貴重な遺品が展示されています。
その後、井上酒造を見学。
お酒の良い香りが漂っています。
代表の井上さんの言葉から、お酒・会社・地域に対する愛が伝わってきます。
建物も道具も長い間大切に使われていて、決して新しいものが良いものであるというわけではないということを改めて感じました。
見学をされた方はきっと、思いを込めて作られたお酒をぜひ呑みたい!と思うはずですよ。
「水が磨く郷ひた」日田市は江戸時代、幕府直轄地、天領として栄え、その時代の歴史や文化が色濃く残っています。
また、山々に囲まれ、水資源も豊富な日田市では、色々な産業や文化が生まれています。
そんな日田市の「山・木・水・土」に関連する産業を見て、触れて、学んでみてはいかがですか。
写真は、福岡県の学生の皆さんが林業に関する施設を見学した際の写真になります。
現在、約20施設もの見学施設がございます。
是非、ご興味のある方はお気軽にお問合せ下さい。
7月19日にお知らさせていただいた、
7月22日「下駄の日」イベントが無事開催されました。
【「下駄の日」は、平成2年(1990)に日田木製履物連合会が提案し、翌平成3年に全国木製はきもの業組合連合会が制定しました。
「下駄の日」を7月22日にしたのは、7月は下駄の寸法「7」(男物7寸7分、女物7寸2分)から、22日は下駄の歯形が数字の「二」に似ていることにちなんだものです。】
制定後、日田市では、下駄神輿による巡行が10年間ほど実施されていましたが、長年途絶えていましたが、
昨年から大分日田げた組合と下駄ダンスチームの日田もりあ下駄いが主催して下駄の日イベントを大原八幡宮を会場に20数年ぶりに復活させ、今年も下駄への感謝を伝えました。
神事では、神前に下駄神輿を供え、日田下駄を奉納し、また下駄製作に使用する道具類、併せて参加者が持ち寄った古い下駄を供え、感謝のお祓いを行いました。
その後、日田もりあ下駄いによるダンスの奉納、そして、下駄神輿を担ぎ拝殿を周回しイベントを終えました。
〓大分日田げた組合〓
大分日田げた組合は、杉製の下駄にこだわった日田下駄を製造し、観光客向けに日田下駄鼻緒付け体験を受け入れており、昨年は修学旅行生やツアー客に好評でした。今年になりインバウンド客の体験が増えています。
〓日田もりあ下駄い〓
日田もりあ下駄いは、下駄を履いたダンスチームで日田市のPR活動に努め結成10年目を迎えました。その活動は市内に止まらず昨年は御隣り韓国の国際文化交流イベントに招かれ、日田下駄のPRを行ってきました。
日田の夏の風物詩「屋形船と鵜飼い鑑賞」をご紹介いたします。
日田市は豊かな水をたたえた筑後川上流の三隈川が流れ、古くから水郷(すいきょう)と呼ばれるほど水資源に恵まれた地です。
そんな日田市の中心部を流れている三隈川で、
屋形船と日本三大鵜飼い「鵜飼い鑑賞」を楽しむことが出来ます。
日田の鵜飼いは400年もの歴史を持ち、太閤秀吉のころ、日隈城主となった宮木長次郎が文禄3年、鵜匠4人を岐阜の長良川から連れてきたことから始まったと伝えられています。
鵜飼い鑑賞は写真のように、手の届きそうな所まで近づいてくれます。
もちろん屋形船でお食事も楽しめます。
まだ屋形船未体験のかた、
今年はぜひ日田の夏の風物詩を楽しんでみて下さい。
昨年、10月に開催された「ものづくりの祭典」が、
今年も夏休み期間中の8月18日・19日・20日
「第5回日田ものづくり探検隊」~ものづくりの祭典2023~
が開催されます。
日田の産業に触れながら、
お子様の夏休み自由研究の題材にしてみてはいかがでしょうか。
是非、ご家族みなさんでご参加ください。
<主 催>
日田ものづくり探検隊実行委員会
<日 時>
8月18日(金)/19日(土)/20日(日)
<メイン会場&総合案内所>
日田市複合文化施設AOSE(アオーゼ)
特にお子様の夏休み自由研究の題材にうってつけです。ご家族みなさんで日田のものづくりに触れてください。
■主な内容
職人技見学 18事業所
ものづくり体験 10事業所
職人直売会 17事業所
■6次産業バスツアー(林業・農業)
今回の「ものづくりの祭典2023」には、産業観光受入施設11事業所を含め、林業、木工、家具から農園、服飾、食品、菓子まで多彩な分野の31の事業所が見学・体験・直売会を用意しており、「衣・食・住」の製造現場を知ることができます。
■「第5回日田ものづくり探検隊」~ものづくりの祭典2023~の詳細はココをクリック
7月22日は「下駄の日」という事で
大原八幡宮にて、神事、下駄ダンスの奉納、下駄神輿の担ぎ練りを行います。
お家の下駄箱の隅で眠っている使い古しの下駄をお持ちいただければ、
神社でお炊き上げします。
是非、使い古しの下駄を持ち寄ってください。
大分日田げた組合は、日田杉にこだわった下駄づくりを行っており、日田下駄鼻緒付け体験など行っています。
日田もりあ下駄いは、下駄を鳴らしてのダンスチームで、各地で日田市や日田下駄のPRを行っています。
~7月22日は「下駄の日」イベント開催について~
主催:大分日田げた組合、日田もりあ下駄い
日時:令和5年7月22日(土) 16時~16時45分
場所:大原八幡宮
■7月22日「下駄の日」は、平成2年(1990)に日田木製履物連合会が提案し、翌平成3年に全国木製はきもの業組合連合会が制定しました。
「下駄の日」を7月22日にしたのは、7月は下駄の寸法「7」(男物7寸7分、女物7寸2分)から、22日は下駄の歯形が数字の「二」に似ていることにちなんだものです。
昨年、大分日田げた組合と下駄ダンスチームの日田もりあ下駄いが主催して下駄の日イベントを20年ぶりに復活し、下駄への感謝を伝えました。
産業観光受入施設の井上酒造と障がい者就労継続支援施設の株式会社シンシアリーがタッグを組んで、日田の酒米で、日田の酒蔵で、日田の人達が醸造した純米吟醸酒が完成しました。
(3月22日、井上社長にお話を伺いました。)
井上百合社長は、「この酒造りの相談を当社にしていただいたことが嬉しく、また、杜氏として、シンシアリーの皆さんの夢実現のお手伝いができることを大変嬉しく思っています。搾ったお酒は今、タンクに寝かせて澱を沈めています。この後、上澄みを引いて瓶に詰めたらシンシアリーさんでいよいよ販売です。満足いただけるお酒に仕上がっていますのでご期待ください。手搾りの酒粕は酵母由来の成分が多く残っています。お菓子にも挑戦すると伺い楽しみです。」
(3月23日、平川社長にお話を伺いました。)
シンシアリーの平川加奈江社長は、「我が社は、当初、金属加工、自動車部品の製造などを主業にしていましたが、障がいを持つ社員の方々の適性に合わせるため、農業も手掛けるようになりました。会社近くの水田が休耕田になっていたので、借り受けたのが始まりで、現在では3haの水田にまで拡大しています。お米の販売も順調になりましたが、お米を売るだけでなくお酒にできたらと思いが広がり、今回、井上社長に酒米づくりの相談と醸造の依頼、作業に携わる社員の受け入れをお願いしたところです。酒米づくりは、田植え、草取り、台風で倒れた稲起し、収穫など農作業は大変でしたが、酒米で最も大事な「心白」を見つけたときは感動でした。出来上がったお酒は、自社の店舗で販売します。そのために酒類販売の免許も取得しました。自分達で作った酒米が美味しい酒になる!皆さんに喜んでいただけることが社員の喜びとなり、そして誇りとなっていきます。この機会をくださった井上社長には大変感謝しております。搾り後の酒粕はお菓子などに加工できないかと、現在考案中です。」
お二人から別々にお話をお聞きしましたが、お二人とも言われていたのは、「地元で作ったお米で、地元の人達がお酒を造り、地元でお酒を売ることは、まさに6次産業です。夢がありますね。」同じ想いを持つ両社長が次に何を仕掛けるのか楽しみになってきました。
写真提供:㈱シンシアリー
(3月29日 お酒の瓶詰作業にお邪魔しました。)
井上社長「熊本市にいる私の酒造りの師匠に利き酒をお願いしたところ『米が硬く酒米として絶品。酒を利いただけで生産者の気持ちが伝わってくる。丹精込めて誠実に育てる姿が浮かびます。このような米質は奥が深い。井上さん、技術向上に励みなさい。』と言われ、新たな課題をもらいました。今回のように酒米を持ち込んで酒造りを依頼されたのは初めてのケースでしたが、社員も全面協力体制で頑張ってくれました。おいしいお酒が出来上がって一安心です。」と言いながら、気持ちはもう来年の酒造りに・・・。
今回の酒造り作業の指揮を執ったシンシアリーの平川智也専務は、「2月14日から毎日井上酒造さんに通いました。酒造りは初めてで、これまでは下請けの作業が主であり決められた製品を作れば良かったのですが、今回は酒米づくりからお酒になるまで全てに関わったので、喜びしかないです。今回のチャレンジが社員の自信になり、各自の夢実現につながっていくものと思っています。」とホッとした表情で話してくれました。
お酒が詰まった一本目の瓶が注入室からラインで流れてくると、歓声が上がっていました。次にラインの途中で青色の瓶に「夢かなえ」のラベルが貼られるとまた歓声が・・・。400本の瓶詰が終わり、井上酒造とシンシアリーが取り組んだお酒造りは完結しました。
日田の米で、日田の人々がつくりあげた「純米吟醸 夢かなえ」は、関係者の夢を叶え、また新しい夢を叶えるための出発点となったものと感じました。
お酒が取り持つ縁で始まった井上社長と平川社長のチャレンジ。第2弾に期待が膨らみます。